高市早苗首相は13日、ロシアのプーチン大統領が北方領土・択捉島を訪問したことについて、首相公邸で記者団の取材に応じ、「強く抗議する。断じて許容できない」と述べた。外務省からロシア側へ強く抗議する予定も明らかにした。

高市早苗首相は「北方領土は歴史的にも国際法上も我が国固有の領土」と強調。今回の訪問は日本の一貫した立場と相いれず、「日本国民の感情を傷つけるものであり、断じて許容できない」と語った。

さらに、訪問によって日本国内の対ロ感情が一層厳しくなり、中長期的な関係回復が困難になったと指摘した。ロシア側に対しては、訪問の重大さを深刻に受け止めてほしいとの考えを示し、「非常に残念な状況にある」と述べた。

高市早苗首相は取材に先立ち、市川恵一国家安全保障局長や外務省の船越健裕事務次官らから説明を受けた。プーチン大統領が2024年に北方領土訪問への意欲を示して以降、日本政府は訪問しないよう申し入れてきたという。

プーチン大統領による北方領土訪問は、00年の大統領就任以降、08~12年の首相時代を含めて初めてとなる。ロシアの最高指導者による訪問は、10年11月にメドベージェフ大統領(当時)が国後島を訪れて以来2人目となった。

今後の対応について、高市早苗首相は政府内でしっかり検討するとしている。