日本政府関係者の接触と北朝鮮側の反応
愛知・名古屋アジア大会参加のため来日した北朝鮮の金日国体育相に19日、日本政府関係者が接触していたことが20日分かった。大会の開会式が開かれた名古屋市の会場で、対話の意思を直接伝える狙いがあったとみられる。事前の調整はなかったもようで、北朝鮮側は当惑した様子も見せ、金氏は返答せず立ち去ったという。
接触した日本の政府関係者は北朝鮮問題を担当し、会場内を移動中の金日国氏らに声をかけて訪日歓迎と日朝の交流促進への意思を伝えた。だが政府関係者の所属などが明確に伝わらなかったため、金氏の随行者が割って入り金氏はその場を離れた。
高市政権の対話方針と北朝鮮の動向
高市早苗首相は日本人拉致問題解決に向け金正恩朝鮮労働党総書記との会談を含むあらゆる選択肢を排除しない考えを示している。日本開催の大会を機に対話の糸口を探っているものの、容易でない実情が浮き彫りになった。日本政府関係者は事案の性質上、コメントできないとしている。
北朝鮮は今回、日本開催のスポーツ大会では過去最大規模の約180人の選手団を派遣する。先行してサッカー男女代表が11日に入国し、高市早苗首相が会談を含むあらゆる選択肢を排除しない構えを示す中で、北朝鮮側は日本の防衛政策を巡る批判も強めており対日政策に変化はない。
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