初公判で起訴内容を認める
大阪・関西万博の建設工事費を水増し請求した罪に問われている、竹中工務店の元総括作業所長である河井辰巳被告の初公判が2026年10月29日に開かれました。法廷に現れた河井被告は、起訴内容に間違いがないか問われると「いいえ、ございません」と述べ、起訴内容を認めました。
起訴状によると、河井辰巳被告は万博の工事で総括作業所長を務めていた際、下請け業者に工事費用を2回にわたり水増し請求させ、竹中工務店に約1400万円の損害を与えた罪に問われています。また、別の工事でも水増し請求を行い、約600万円の損害を与えた罪でも起訴されています。
警察の調べによると、河井辰巳被告は水増し請求した分を、自身の自宅や親族が経営する飲食店のリフォーム工事費用にあてていたとみられています。検察側は冒頭陳述で、河井被告が自宅のリフォーム代金や妻のカフェのリノベーション費用などを竹中工務店に肩代わりさせようと考えたと主張しました。
検察は証拠調べの中で、河井辰巳被告が「総括作業所長として最高決定者という権力を使ってしまった」などと供述していた内容を読み上げました。万博の工事現場で権限を持っていた元所長による不正行為について、今後の裁判で詳細な経緯や動機が明らかにされる見通しです。
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