「コミック界のアカデミー賞」とも呼ばれる米国の権威ある漫画賞「アイズナー賞」の式典が24日、米国の西部サンディエゴで開かれ、漫画家の永井豪さん(80)と、2024年に死去した鳥山明さんが殿堂入りを果たした。式典では永井さんや鳥山さんら23人の殿堂入りが発表された。

アイズナー賞の殿堂入りは、「受賞の35年以上前から作品を発表していること」や「コミック業界に多大な貢献をしたこと」などを条件とし、世界的に著名なキャラクターを創造したり、漫画表現に革新を起こしたりした人に贈られる。選出は審査員の選出やコミック業界関係者の投票によって決まり、過去には手塚治虫さんや高橋留美子さんらが選ばれ、昨年は水木しげるさんとホラー漫画で知られる伊藤潤二さんが選ばれている。

同賞の公式サイトによると、審査員は石川県出身の永井さんについて、代表作の「マジンガーZ」や「キューティーハニー」、「デビルマン」などを引き合いに出し、「現在の米国の人気漫画のほぼ全てのジャンルが永井豪の影響を受けている」と称賛している。永井さんは1967年に「目明しポリ吉」でデビューし、68年には「ハレンチ学園」が「少年ジャンプ」に連載されて大ヒットを記録した。

また、愛知県出身の鳥山さんについては、「Dr.スランプ」の作者などとして紹介された。鳥山さんは1978年に「ワンダー・アイランド」でデビューし、1980年には少女型ロボットのアラレらが巻き起こす騒動を描く「Dr.スランプ」の連載を開始して出世作となった。さらに1984年には、七つ集めればどんな願いもかなうという“ドラゴンボール”を巡る冒険譚「ドラゴンボール」の連載を開始した。代表作の「ドラゴンボール」は世界で最も人気のある漫画の一つとして評価され、魅力的キャラクターが世界中で愛されて10年余の連載で単行本は全42巻を数え、世界での累計発行部数は2億6000万部を超えている。「週刊少年ジャンプ」を600万部雑誌に押し上げる原動力となったほか、西洋の国々を含む世界各国で同作アニメも放映され、欧米諸国におけるアニメ人気の拡大に大きく貢献したとして、日本を代表する漫画家として多くのファンを生んだことが紹介されている。