選考基準と今季の成績

高橋遥人投手は今季、23試合に登板して16勝3敗、勝率.842、防御率1.87を記録しました。沢村賞の選考基準である7項目のうち、勝利数、勝率、奪三振数、防御率の4項目をクリアしました。堀内恒夫選考委員長は、16勝3敗で貯金13を作った点を高く評価し、全員一致で選出されたと説明しました。

阪神タイガースの投手が沢村賞を受賞するのは、2003年の井川慶投手以来、23年ぶりとなります。高橋遥人投手は受賞の知らせを受け、雲の上にあるような賞だと感激を語りました。今季は球団79年ぶりの開幕10連勝を飾るなど、ローテーションの柱としてチームのリーグ2連覇を支える原動力となりました。

沢村賞の概要と選考

沢村栄治賞は、プロ野球草創期に活躍した沢村栄治氏の功績を記念して1947年に制定されました。受賞者には金杯と副賞300万円が贈られます。今回の選考は、堀内恒夫委員長をはじめ、平松政次氏、山田久志氏、斎藤雅樹氏の計4名によって行われました。工藤公康氏は中日監督就任に伴い、規定により委員から外れています。

選考基準は、登板数25試合以上、完投数8試合以上、勝利数15勝以上、勝率6割以上、投球回180回以上、奪三振数150以上、防御率2.50以下の7項目です。高橋遥人投手は基準に届かない項目もありましたが、勝ち星や防御率、勝率が大きなウェイトを占める中で、貯金13という数字が評価の決め手となりました。