相星決戦の末の復活優勝

東京の両国国技館で開催された大相撲秋場所は2026年9月27日に千秋楽を迎え、結びの一番で横綱大の里と大関安青錦が顔を合わせました。同じ勝敗数で並ぶ両者の対戦は、大の里が突き出しの技で相手を破り、白星を12勝に伸ばして1年ぶり通算6回目の頂点に立ちました。

大の里は終盤に勝ち星が伸び悩んだことで安青錦に追いつかれる形となりましたが、最後の直接対決を制して1年ぶりの賜杯を手にしました。昨年の九州場所中の負傷による途中休場をはじめ、春場所や夏場所でも土俵を離れるなど、度重なる苦境を乗り越えての返り咲きとなりました。

一人横綱としての責任と感動

横綱豊昇龍が不在の中で唯一の横綱として土俵を牽引した大の里は、終盤の連敗で苦しい立場に追い込まれました。それでも、最高位としての強い気持ちを示し、見事に栄冠を勝ち取りました。

横綱昇進後では2度目、全体では6回目の優勝となります。表彰式の最中には、君が代が流れる中で感情が高ぶり、何度も涙を拭う姿が見られました。