約2年間にわたり繰り返された虐待行為と発覚の経緯

大阪府羽曳野市にあるグループホーム「みやび」の3階で、介護職員の4人が約2年間にわたり入所する男女4人を虐待していたことが分かりました。市が認定した内容によると、男性責任者らが70歳代の男性入所者にヘッドロックなどのプロレス技をかけたり、80歳代女性にチアリーダーの衣装を着せて外出させたりして嘲笑していたということです。

2026年8月29日に施設内で虐待を疑う声が内部通報で寄せられ、施設側が同年9月3日に羽曳野市へ連絡しました。市は悪質と判断し、同年9月8日に府警羽曳野署に通報した上で、同年9月24日付で施設に対して書面による行政指導を実施しました。職員らは市の聴取に対し、入所者とじゃれ合っていたと釈明しています。

施設側の対応と社会福祉法人の謝罪および今後の調査

施設側は2026年9月に当該の男性責任者を出勤停止処分とし、その後辞職したことを明らかにしています。施設は他の職員3人への対応も検討しており、調査では虐待を注意しても改善されず強く言うことが怖かったという声もあったとされています。運営する社会福祉法人ふくふく会の奥田圭史理事長は、家族へ謝罪し職員への指導を徹底する考えを示しました。

厚生労働省のデータベースによると、同施設は2003年8月に事業を開始し、昨年12月時点の入所者は27人、平均年齢は89歳でした。全国の介護職員から高齢者への虐待は2024年度に過去最多の1220件に上り、このうちグループホームでの虐待は181件報告されており、羽曳野市は今後さらに監査を行う方針を検討しています。