老舗旅館での無断持ち帰り

栃木県那須塩原市にある約1200年の歴史を誇る関東有数の温泉地・塩原温泉郷で、持ち帰りのマナーを巡って困惑の声が上がっています。塩原温泉郷にある老舗旅館『湯守 田中屋』の若旦那が、敷地内にある温泉をくむことができる蛇口から無断で温泉を持ち帰る人がいるとして苦言を呈しました。

旅館を訪ねたところ、温泉を持ち帰ったのは男女2人で、これまで複数回温泉をくみに来ていたものの旅館への声掛けは一度もなかったといいます。この日持ち帰った量はポリタンク6個分で、合わせて120リットルほどだったことが明らかになっています。

旅館側の対応と周辺の反応

同じ地区の旅館関係者である上会津屋の君島正憲さんは、黙って敷地に入られることや温泉を持っていかれることに対して面白くはない気はすると話し、一声かけるべきだという見解を示しています。こうした状況を受けて、『湯守 田中屋』の田中さんは貼り紙を設置することに決めました。

設置された貼り紙では、温泉をくんでいく人に対して最初と最後のあいさつを必ず行うよう求め、無断での持ち帰りを控えるよう呼びかけています。発見した場合には次回からお断りするという方針を示し、最低限のモラルを持った行動をしてほしいと願っています。