決算発表で業績見通しが市場予想を下回る
2026年10月30日のニューヨーク株式市場において、米半導体大手インテルの株価が前日比29%急落しました。終値は前日比26.31ドル安の65.76ドルとなり、4月下旬以来となる半年ぶりの安値水準を記録しました。AP通信によると、この下落率は1974年以来52年ぶりの大きさです。
インテルが29日の取引終了後に発表した決算では、今四半期の売上高見通しを150億〜160億ドルとしました。これは市場予想の170億ドルを下回る水準です。また、米国政府は2025年8月にインテル株を約10%取得しており、今回の急落により政府保有株の価値にも影響が出ています。
パソコン需要の低迷と今後の見通し
インテルのリップブー・タンCEOは、29日の決算説明会でパソコン市場の調整が加速していると指摘しました。同氏は今後数四半期は厳しい状況になると説明しており、インテルは2027年の世界のパソコン出荷台数が前年比で約10%減少すると予想しています。主力事業への影響が懸念されています。
今回の株価急落は、ハイテクセクター全体にも波及しました。AI向け需要を背景とした半導体価格の高騰によりパソコン需要が冷え込んでおり、インテルの主力事業がしわ寄せを受けています。投資家の間では、大手テック企業によるAIインフラへの巨額投資に対する警戒感も一段と強まっています。
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